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No.50
『Complete Phil Spector Sessions』
THE PARIS SISTERS
最近、レコードやCDをあまり聴くことがなくなりました。DVDで1940年代から1950年代のミュージカルや演奏を、当時そのままの様子で観て聴くことができるようになり、音だけではもの足りなくなったように感じるためです。ただし、当時の名演のレコードは芸術性が高く、音だけでも十分満足できますが。
1940年代、1950年代の歌手の多くはテレビ出演や映画出演の映像が残っていて観ることはできるのですが、今回のTHE PARIS SISTERSはまだ観たことがありません。ずっと以前、このコラムが雑誌時代にこのSISTERSのプリシラ・パリスのアルバム『プリシラ・ラブズ・ビリー』を紹介したことがあります。独特なけだるい声で歌う彼女にひかれてパリス・シスターズのレコードを2枚買いました。CD時代になって日本でも発売されたことがあります。いわゆるJAZZとは違いポップ系のハーモニーはなんとなく懐かしさを感じ、時々聴いています。
このCDは最近発売されたもので、聴いたことがある曲が数曲ありましたが、私が持っているレコードやCDに入っていない曲があったので買いました。 |
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No.49
『THE DINNING SISTERS』 THE DINNING SISTERS
先日8月26日、下関の馬関まつりでにぎわう日に、20数年来の友人であるトランペッター村田浩さんとラウンジ21というところでライブをしました。ピアノは森山輝生さん、コントラバスは私、ドラムスは田川誠一さん、というメンバーでやりました。お祭りの日なのでお客さんの入りが気になったのですが、50人程の人が来てくれて大盛りあがりで、楽しいライブをさせていただきました。お客さんの年代は50代60代が多く、ビバップよりもオールディーズが好きな方が多いようでした。
さて今月は、THE DINNING SISTERSのキャピトルの10インチ盤です。6曲入っているのですが、SP盤の3枚組ボックスセットも同じ6曲入りのものがあります。この中の「Sentimental Gentleman From Georgia」は絶品で、20年ぐらい前にヨーロッパのStarSistersが全くフルコピーでレコードを発売したときは驚きました。いろんなSistersがありますが、それぞれ独自のカラーを持っており、ハーモニーのアレンジは各Sistersの聴かせどころでもあります。聴いたことのない人はぜひ一度聴いてみてください。楽しくなりますよ。 |
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No.48
『THE DINNING SISTERS』 CONNIE HAINES
私がコニー・ヘインズの歌を初めて聴いてから30数年が過ぎ去りました。1940年代のトミー・ドーシー楽団での「Oh! Look At Me Now」の中で歌っているキュートな声の持ち主は誰なんだろう、ということから始まりTOPS盤の「SING A TRIBUTE TO HELEN MORGAN」では完全にノックアウトされてしまいました。
映画もたくさん観ました。彼女が出演する映画はほとんどビデオを手に入れました。「DUCHESS OF IDAHO」「SHIPS AHOY」「LASVEGAS NIGHT」その他、テレビ出演のビデオも。動くコニー・ヘインズを観ることができて最高の気分になれました。
今月紹介するレコードは、古い10インチ盤で1940年代に「SIGNATURE」というレコード会社で吹き込んだ曲が8曲入っています。私はこの「SIGNATURE」の彼女のSP盤を10数枚持っているのですが、1枚落として割ってしまいました。涙が出るほど残念でした。割った1枚は「Ah,But it happens」と「What has happend Joe」のカップリングのものですが、「What has happend Joe」は、この10インチ盤に入っているのでよいのですが「Ah,But it happens」は入っていないので、またいつの日かめぐり会うことを待っています。 |
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No.47
『BATHING BEAUTY』ESTHER WILLIAMS
今月はシンクロナイズドスイミングの元祖、エスター・ウィリアムズの1944年のミュージカル映画『Bathing Beauty』(※)のビデオです。音楽とは関係ありませんが、エスター・ウィリアムズの映画は何本も観ました。最後の出演のスペイン映画『MAGIC
FOUNTAIN』以外はどの映画もすばらしい水中ショーが楽しめます。私が特に好きなのはこの『Bathing Beauty』です。コメディアンのレッド・スケルトン、音楽はハリー・ジェイムス楽団、ヘレン・フォレストの歌、サビア・クガート楽団、そしてすばらしいオルガンの演奏で「ティコティコ」を聴かせてくれるエセル・スミス等、音と映像で初めから終わりまでずっと感動の連続です。
前にも書きましたが、この時期のMGMミュージカルは音楽の宝庫です。作曲家もジョージ・ガーシュイン、コール・ポーター、ジェローム・カーン等、現在もジャズの演奏の素材として生き続けている曲を書いた巨匠ばかりです。第二次世界大戦中の作品も多く、日本ではとても考えられないことです。ジャズファンであれば必ず、この時期のMGMミュージカルを観るべきです。
エスター・ウィリアムズはシンクロナイズドスイミングの元祖と言われていますが、私は、現在のシンクロナイズドスイミングは競技なので、何も感じることはありません。しかし、MGMミュージカルの時代のエスター・ウィリアムズは本物の芸術ですから感動することができます。競技と芸術の違いは大きく、決して同じものではありません。
(※)邦題『世紀の女王』 |
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No.46
「BLACK COFFEE」 ペギー・リー
今月は名盤、ペギー・リーの『BLACK COFFEE』です。このレコードは1953年当時のオリジナル10インチ盤ですが、1956年に4曲が追加され12インチ盤として発売されました。この追加された4曲の中に私の大好きな曲「THERE'S A SMALL HOTEL」が入っているのです。リチャード・ロジャースとロレンツ・ハートの作品ですが、数十年前このペギー・リーの歌を聴いてノックアウトされ、その後クロード・ソーンヒル楽団で歌うボーカルグループのスノウフレイクスを聴いてさらに感動のあまり涙を流したほど大好きな曲です。
この10インチ盤の中にもコール・ポーターの「I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN」、ラルフ・レインジャーの「EASY LIVING」等、私が若い頃、胸を熱くした曲がたくさん入っていて、今聴いてもすばらしいアルバムだと思います。
ペギー・リーといえば「FEVER」や「JOHNY GUITER」のイメージのある方も多いと思いますが、このアルバムや1941年頃、彼女が21才の頃ですが、ベニー・グッドマン楽団に入りバンドシンガーとして歌っていた時のレコードをもっともっと聴いてみると、彼女の本当のすばらしさがわかるのではないかと思います。 |
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